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ヒットコンテンツコラム

2015.06.20

パクチーラーメンのヒット要因

弊社では、企業の炎上を防ぐためのソーシャルメディア・モニタリングを実施しているのですが、食品に関するクチコミをモニタリングする中で、最近目についたキーワードに「パクチーラーメン」があります。
そこで、本日のテーマは「パクチーラーメン」です。

 

まず、いつから「パクチーラーメン」が話題になっているのかをTwitterでつぶやかれ始めたプロセスを追って調べてみました。

blog20150402

どうやら昨年の夏ごろに話題の発火点が潜んでいそうです。
詳細を調べてみると、次のような経緯になっていました。

 

①発売は7月中旬のようです。発売直後のちょうど良いタイミングでTVのヒルナンデスで「カルディ特集」が放映されました。

但し、パクチーラーメンは紹介されていないようです。

TVの影響で、カルディでの買い物をつぶやくツイートの中にパクチーラーメンが現れ始めます。

すぐにNAVER機能を使った「まとめサイト」が出現し、リツイートされ始めています。今は情報を見つけるのも、拡散するのも早いですね。

 

②「まとめサイト」の影響で購入してみる様子が増え始めた様子です。

 

③この辺りになると、土日のクチコミ増加が見られたり、品切れが出始めての「どうしても食べたい」という強い欲求がクチコミ内に生まれ始めます。

 

④この④の大きな盛り上がりは、「品切れ続出」がネットでニュースになり、大量にリツイートされて起こったものです。

こうなると、「無いと思うとほしい、食べたい」のが人間の心理。人々の欲求が爆発的に盛り上がり、「絶対買うぞ!」という強い購買動機へ繋がるわけです。

妖怪ウォッチのメダル発売時に「売り切れ続出」でママパパたちが大騒ぎした現象と同じですね。

この現象はブレイクする様々なヒット現象に共通に起こるものです。

 

⑤1月初旬には、いよいよローソンでも販売が開始されることがネットでニュースとなり、また大きな話題になりました。

 

従って、「パクチーラーメン」のブームの発火点を特定するとすれば、キッカケはテレビ番組ヒルナンデスのカルディ特集、番組を見て店舗に来店しパクチーラーメンを購入した消費者のクチコミがブームの発火点となっています。
その後拡がったTwitterと相性が良いテレビというメディアの持つパブリシティ力をテストマーケティングに上手く活かした事例とも言えるでしょう。

 

また、ヒットの要因としては、「物珍しさ」「TwitterとNAVERによる拡散」「品切れによる興味喚起」が絶妙に作用してソーシャルメディア上の消費者の興味を捉えたこと、良いタイミングでマスメディアも商品を取り上げソーシャルメディアと相乗効果を生む形で認知と興味を拡げたこと、と言えるかと思います。

 

一方で、一連の経緯を見ると、話題になり品切れ現象が起こった状況で、その波が収まらないうちに商品を調達して他の流通へも展開できた、カルディの対応力の高さも成功の要因と言えるかと思います。

もっとも当初からの計画通りであったのかもしれませんが、テストマーケティングの結果をすぐに取り込み上手くマーケティングに活かした事例とも言えます。

 

私自身も実際に購入して食べてみましたが、今までにない味わいで美味しかったです。
皆さんもぜひ召し上がってみて下さい。
簡単に作れて、パクチーが香る不思議な美味しさのラーメンですよ!

 

(スタッフ・日高)

 

ヒットコンテンツ研究所では、長年に渡りソーシャルメディア上のクチコミ分析研究を行っています。

・新商品開発や派生商品開発のためのニーズ抽出

・新商品におけるテストマーケティング施策の効果検証と改善点の提案

・新商品発売後の初期マーケティング施策の効果検証と改善点の提案

等々、様々な企業様の御依頼を受けてマーケティング支援とビジネスプロデュース支援を行っております。

このヒットコンテンツコラムでは、月に1回程度、世の中で話題になっている商品や社会動向について分析した結果を連載しています。コラムですので深い分析結果ではなく表面的な内容にはなりますが、わかりやすく流行りのヒットの要因をまとめてみたいと考えています。

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