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ヒットコンテンツコラム

2013.11.18コラム

ペルソナ分析で消費者を知る

本日のテーマは「ペルソナ分析」です。

「ペルソナ分析」とは、ネット上のクチコミを調査し、顧客の年齢、性別、職業に加えて、価値観やライフスタイルを分析して、マーケティングに活用するための手法です。
弊社では、ペルソナ分析の結果を用いたマーケティング施策への活用、Web施策への活用を行っております。
企業でよく行われている顧客へのアンケート調査でも、このような情報を得ることが可能です。
しかし、人は問われると意識的に、あるいは、無意識に自分を飾ってしまったり、望まれる回答をしてしまいがちです。
自社製品の顧客像について語るクチコミやつぶやき、これは企業が聞いたことに回答しているものではなく、顧客が自発的に発しているものです。それらの「生の声」を集めてペルソナ分析をすることにより、より正確で深い顧客像を識別することが可能となります。
例えば、自社製品ジュースを購買している顧客は、実は自社製品冷凍食品も購買しているケースが多いことがわかれば、自社プラットフォームの導線設計に有効なデータとなるでしょう。
自社製品を購買している顧客が、どのような嗜好を持つ集団なのかを認識出来れば、マーケティング施策にネタとして取り入れることが可能です。

サンプルとして、韓流スターのファンを比較してみます。
東方神起とBIGBANG、両グループともに大人気の実力派K-POPグループです。
両グループのコミュニティに属しているファンたちが、他にはどのようなコミュニティに属しているのか100人ほどピックアップして検証してみました。

■BIGBANGコミュニティに登録するファンの嗜好性
•Block.BやB1A4等比較的新しいグループ名が出てくる
•EXILE、倖田來未、加藤ミリヤ➔R&Bのような要素が好き?
•女性アーティストが多い

■東方神起コミュニティに登録するファンの嗜好性
•SHINee、SuperJunior、超新星、SS501のような5年以上やっている中堅どころのグループが上位に
•東方神起ファンは、福山雅春やSMAPのようなベテランの名前が出てくるので年齢層高いことがわかる
•女性は少女時代のみ。

東方神起のファンは軸がぶれず、家族のようにアーティストを応援し、東方神起は不動のグループであり、乗り移ることがなさそうです。
BIGBANGのファンは、ダンスや歌、ファッション等が好きなファンが多く、メンバーのスタイルやヴィジュアルも含めて好きになっているようです。同時に、韓国以外のアーティストも応援し、アンテナ高くJ-POPや洋楽をチェックしており、流行に敏感です。
両グループのプロモーション施策は、かなりクリエイティブ戦略が違ってくるでしょう。
ペルソナ分析で消費者を知る、デジタル・マーケティングの中でも大変有効な手段だと思います。

(スタッフ:日高)

ヒットコンテンツ研究所では、長年に渡りソーシャルメディア上のクチコミ分析研究を行っています。

・新商品開発や派生商品開発のためのニーズ抽出

・新商品におけるテストマーケティング施策の効果検証と改善点の提案

・新商品発売後の初期マーケティング施策の効果検証と改善点の提案

等々、様々な企業様の御依頼を受けてマーケティング支援とビジネスプロデュース支援を行っております。

このヒットコンテンツコラムでは、月に1回程度、世の中で話題になっている商品や社会動向について分析した結果を連載しています。

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